JNETS Vol.1 No. 要旨・抄録集>

※主要記事のみ

☆核廃棄物質無害化に関する先端技術    マーク・ポリンガ

本報告は、核廃棄物質の全地球規模クリーンアップのための代替技術候補に関するレビューである。取り上げたものは、いずれの技術もピアレビューされている。

放射性核廃棄物処理問題は、環境に対して長期にわたり深刻な影響を及ぼすと同時に、原子力関連各産業にとってその形態の内容を問わず、たじろぎ恐れおののくほど金のかかる問題であることがすでに証明されている。潜在的に有力で、全範囲の放射性核廃棄物処理のために採用される可能性があると考えられる核廃棄物質処理方法のリストを下記に示す。その網羅範囲については、現時点に関する限りかなり完璧なものと考えている。 
 高レベルか低レベル、あるいは固体、液体、気体かの違いなど、異なる形態の放射性廃棄物源に対処するためには、おそらく非常に多様な方法が要求される筈である。下記に掲げられたプロセス名は、分類し互いに区別するために用いられる便宜上のラベルに過ぎない。 

 これらのプロセスのいくつかに関しては、いまだそれを裏付ける理論はきわめて不確定の域にあり、伝統科学的ピアレビューをパスするために必要な、ある意味で確固たる根拠を示す証拠はまだ用意されていない状態にある。要するに、これは非常に新しい科学の分野であるということである。

 それらの中のいくつかは、すでに国際特許および/または各国国内特許の保護を受けているか、あるいは特許申請中の状態にある。さらに新しい展開があれば、関連特許を追加取得する可能性もある。

 

☆低温核融合と水のプラズマ電気分解     M. カナレフ 水野 忠彦

[抄録] 水のプラズマ電気分解プロセス中、アルカリ金属の原子核および陰極物質の原子核の変換が起ことが発見された。 
                 
キーワード:原子、原子核、陽子、中性子、電子、陰極、低電流

序文  低温(常温)核融合は、重水の電解における余剰付加エネルギー源に関する仮定の第一のものである。米国人化学者フライシュマンおよびポンズはその仮説の発案者である[1]。彼らがそれに関する報告を行ったのは、1989年のことである。その時以来、水から余剰付加エネルギーを得るべく多くの人々によって数多くの実験がなされてきた[2], [3], [4], [5], [7], [8], [9], [10], [11], [12]。本報告は、この問題に関する議論を継続するものである。

 

☆低エネルギー核反応(LENR)実験   NET

 読者各位は、通常の物理学の研究所はどんな様子を呈しているかを想像したことがあるだろうか?映画で観るような、ゆったりとした室内に整然と機器が並んでいるという佇まいは、現実には滅多に見られない。とくに低エネルギー核反応(LENR)の研究者の場合、そのほとんどが緊縮予算の下に大学あるいは自宅における手狭な実験室で研究を進めている。しかも、旧式のあるいは破損した装置を棄てることなく保管し、新しい装置のための部品をなるべくそこから調達しようとする姿勢で臨んでいる。本レビューにおいては、研究者から提供された実験装置の写真を紹介する。電気分解実験に実際に使用される反応槽、陰極、その他の装置は、即興的に手作りで作られる場合が少なくない。そのようにして生まれたものだけに、それらはユニークであり、それぞれが立派なプロトタイプである。それらとまったく同じものがこれまで一度たりとも作られたことがない。

 

☆単極モーター:相対論的エンジン   G. ヴェルヴェルデ等

本論文では、単極マシンに関わる力学的力の源を突き止めることを可能にする実験について述べる。著者らの最近の研究論文”単極ダイナモーター:真の相対的エンジン”[3]において、「“関係的(relational)”ということの意味は、”絶対的に相対論的(absolutely relativistic)”ということである」という主張を行ったが、本論文においては、その主張を基盤とするヴァリエーションの中で適切なものを提示する。19世紀における電磁力学的諸現象における相対運動の重要性についてのウェーバーの認識[4]、および1905年のアインシュタインの電磁気学に関する発表[5]と対比するとき、その内容は著者らの見解あるいは考え方と一致する。  

☆固相回路超効率装置の製作法   W. アレック

<抄 録> 電気的コイルを構成基盤とするフリーエネルギー的装置あるいは超効率的装置をして、”正しい”動作を確実に行なわせるためには独特の理解が必要である。

そのような装置は、三つのカテゴリーに分類できる。第1のカテゴリーは、強磁性体(鉄合金)製コアを備える古典的コイルを用いるものであり、1より低いCOP(エネルギー生成性能係数)を特徴とする。第2のカテゴリーは、強磁性体コアに永久磁石による対抗方向および/または直角方向の磁場を適用するコイルであり、その特徴は、その値が1に極めて近いが1を超えないCOPを持っていることである。第3のカテゴリーは、強磁性体コアおよび/または特殊な形状の永久磁石を独特に配置構成したものを用いるものであり、その作動には独特の条件が要求される。

本論文の目的は、これらの装置が余剰的電気エネルギーを生成する原因となっている、その内部で作用している”隠れた”メカニズムを明らかにすることである。

 

☆デ・アキノの超低周波重力遮蔽   ティム・ベンチュラ

システムH は、通常の家庭電気器具よりもやや大きい電力を使用して数百ポンドの重量を浮揚させることができる重力遮蔽技術であり、当初は潜在的に史上最大の技術革新的発明になることは間違いないと思われていた。しかし、その発表後3年が経過したが、数件ある彼の研究報告および実験報告の内容検証がなかなか捗らず、インターネット上の複数の研究コミュニティーから「デ・アキノは、その実験を実際に行っていないのではないか」との疑いの声が出始めた。しかもその上、彼自身の所在がまったくつかめない状態が続いている。システムHに対する政府筋による隠蔽活動の物語、および本日まで未解決状態を続ける一つの実験に関する謎の物語へこれからご案内したい。

 

☆生体の多空洞構造と自然反重力  ―グレベニコフの発見 NET編集局

 本NET誌は、V.S.グレベニコフおよびV.F.ゾロタレフによる特筆すべき発見を、その報文「生体の多空洞構造の作用に関わる現象“(The phenomenon of the interaction of many cavity structure with the living systems)”」の掲載を通し、読者に対してすでに紹介済みである(1985年3月09日付で与えられた該発見に対するロシア政府優先順位参照番号は#32-OT-11170)[1]。

ロシア人自然主義者[自然派科学者]、昆虫学専門家であるがViktor S.グレベニコフは世間的には空洞構造効果(Cavity Structure Effect)の発見者として知られている。それ以外にも自然界の最も奥深い知恵に関係するものがいくつか存在するが、それらはまったくと云って良いほど知られていない。
グレベニコフは、1988年に特定昆虫類のキチン質殻に関する反重力効果を発見している。しかし、それに付随する最も印象的な現象は、完全または部分的透明化現象および補償的重力場領域(the
zone of compensated gravity) に入った物質対象が歪んで感知される現象である。これらの発見に基いて、グレベニコフは、生体工学的原理を応用して、制御飛行が可能な速度25km/分の反重力プラットフォーム(antigravitational platform)を設計し製作することに成功した。グレベニコフは、驚くれなかれ、1991-92年来この反重力飛行装置を実際に自らの高速移動交通手段として利用していたのである。

 

☆湊 弘平の磁石発電装置  スエーデン技術者による追試実験報告 エリック・ボーゲル

 1997年韓国で開催された第一回国際ニューサイエンス・シンポジウムにおいて、自走式自転車のホイールの実物が公開された。そのホイールの発明者湊弘平による講演も、そのシンポジウムで行われた。それに関する参加者の談話がhttp://www.keelynet.com上に掲載されている。

「このモーターは、大型永久磁石をホイールに向けて動かすことによって駆動される。すなわち、この駆動磁石のN極をホイールに向けて動かすとホイールが回転し始める。磁石を近さらに付けると、その回転が速くなる。

☆ティレーの電気自動車   ティリー・ファンデーション社

 今日、信頼性と商業的成功性に加えて、現行の商業車種が持っていないエネルギー自給性という特徴を有する自動車を生み出す先端的テクノロジーの開発に対する期待が高まってきている。電気自動車の利点は一見して明らかなように、排気物が環境を汚染しないこと、馬力が強いこと、ガソリン車やディーゼル車と比較してメインテナンスの頻度が低いこと、構造的にシンプルで製造が容易であることなどの点である。一方、その欠点は、バッテリー充電時間が長いこと、(充電一回当りの)走行距離が短いこと、バッテリー装置のサイズがかさ高でかつ重量が大きいこと、などである。

 

☆ソボレフ・グループによる発見   NET編集局

「ロシアの科学者ヴァリアン・ソボレフによってセンセーショナルな発見がなされた」という発表が何ヶ月か前にマスメデイアを通してなされた。この発見に対する物理学コミュニティーの反応は、どちらかと云うとあいまいで鈍いものであった。しかし、当誌NETには、すでにこの革命的発見に関する基本的事項を一定範囲で紹介する記事が掲載されている。その記事には、「ソボレフが、” depletion process”と呼ばれる特殊な電気化学的プロセス、磁気的放出(magnetic discharge)、新エネルギー源、低温プラズマ発生方法、超伝導体の製造などの7つ項目を特徴とする科学的発見を行ったと主張している」という記述がなされているが、ここではその記事に対する補足を行いたい。

 

☆シャウバーガー装置の再来か?  ユージン・アルセンティエフ

<抄 録> 本記事には、著者によって実際に設計された航空機エンジン(aircraft engine)に関する概要を記す。そのデザインは、必ずしもシャウバーガーのそれとまったく同一であるとは云えないかも知れないが、その考え方自体にはかなり人々の関心を呼ぶものがあると信ずる。異なる場所、異なる時間帯に住む人々が、同じような結論に至るということは、つまるところ人々の考え方にはそれ程違いはないということなのか、あるいは自然の法則が共通であるということであろう。著者がこの研究を開始する時点でシャウバーガーの研究成果に関する資料の存在を聞き及んでいなかった。したがって当然それらを一切読んでいなかった。(この点は、読者各位に信じてもらえるかどうかが懸念されるところである。また、そのシャウバーガー研究成果とは、環境エネルギーで作動し、浮揚性能を持つエンジンのことを指している。) しかし、インターネットのお陰で偶然にもある日そのデザインに関する情報に出会い、シャウバーガーの考えと著者の仮説の間に非常に多くの点において共通点があることを知り驚いた。シャウバーガーのエンジンの外見は、下のようなものである(図1参照):

 

SmCoリング磁石の相殺磁場と重量損失   ウイリアム・C.シンプソン

 下記の実験は、コネチカット州沿岸環境研究所(CEL)で行われた。同研究所の位置データは、北緯41o 19` 0.17“ x 西経72o 3` 50.27“ x 海抜35 feetである。著者は実験に関連する測定を行うために必要なMettler Toledo® Model AG104電子秤の使用を許した同研究所のスタッフの寛大な配慮に謝意を表明したい。その電子秤の最大計量範囲は101グラム、最小読取目盛は0.0001グラムであった。

 この一連の実験の目的は、二つの永久磁石の同一極性を持つ面は互いに反発するものであるが、その二つの面を対抗させて強制的に互いに押し付け合う状態に維持するとき、検出可能な重量変化があるかどうかを調べることにある。各磁石の重量は、その磁気極性軸が鉛直方向を向いた二つの状態について測定された。二つの磁石(磁石1および磁石2)の各鉛直方向における重量合計が、ダイアグラム1に示すようなナイロン製ボルトおよびウイングナットを用いて組立てられたとき記録された重量測定値と比較された。実験に使用されたサマリウム・コバルト磁石のスペックもダイアグラム1に示されている。 

 -END-